3RD ALBUM『THE ORIGIN』を2025年6月25日にリリースした11人組グローバルボーイズグループ・INI。発売前日の6月24日には、東京・新宿の歌舞伎町シネシティ広場にて『INI 3RD ALBUM“THE ORIGIN”発売記念シークレットライブ』が開催された。
抽選で選ばれた約800人のMINI(INIのファンネーム)、そして歌舞伎町のひと時を盛り上げたシークレットライブの模様をレポートする。
目次
歌舞伎町の中心でINIの登場を待つ800人
2025年6月25日に3RD ALBUM『THE ORIGIN』をリリースした11人組グローバルボーイズグループ・INI。発売日前日の24日に、東京・新宿の歌舞伎町シネシティ広場にて『INI 3RD ALBUM“THE ORIGIN”発売記念シークレットライブ』を開催した。
グループ初となる屋外でのリリースイベントには、事前に抽選で選ばれた約800人のMINIたちが参加。これからいったい何が起こるのか。開演前の会場はソワソワした雰囲気で包まれていた。
定刻になると、メンバー一人ひとりの顔と名前が東急歌舞伎町タワーの大型ビジョンに映し出され、客席から「キャーッ!」と歓声が上がる。その声に誘われてINIのメンバーがステージに登場!

リーダーもマンネも等しく初々しい
田島将吾が力強く空に拳を掲げて、まず最初に披露したのはアルバムタイトル曲「DOMINANCE」。MVでも後半に着用しているデニム×白の衣装が、屋外の開放的な雰囲気にピッタリだ。思わず足を止めてパフォーマンスに注目する通行人の姿もあった。
1曲歌い終わったあと、リーダーの木村柾哉が「新宿歌舞伎町シネシティ広場にお越しのみなさん、そして配信をご覧のみなさん、盛り上がってますかー!」、最年少の松田迅が「いきなり音が鳴って、驚かれたのではないでしょうか? みなさんを驚かせるために、こうした演出をさせていただきました!」とあいさつ。言い慣れない会場名だったためか、ちょっとカミカミになるふたりの姿は、デビュー4年目にしてもなお初々しくかわいらしい。
髙塚大夢は「今日はなんとここだけじゃなく、YouTube生配信と、新宿ユニカビジョンでも同時放映されています!」とアナウンス。木村は「僕たちを知らない方のために一応言っておくと、2021年にオーディション番組からデビューしたボーイズグループです。初めましての方もよかったら見ていってください〜!」と呼びかけた。

黒いフラッグが生み出したパーティー空間
この日の来場者には、記念ノベルティとしてグループのロゴが描かれた黒いオリジナルフラッグが配布されていた。藤牧京介の「みなさん、たくさん振ってください!」の言葉に従いフラッグを振るMINIを見て、池﨑理人は「いつもはペンライトだと思うんですが、今日はフラッグを振ってる姿がめちゃくちゃ見えます。パフォーマンス中もそれで元気をいただけたら最高です!」とうれしそう。
続く2曲目は、TBS『王様のブランチ』のテーマソング「Party Goes On」。許豊凡が「サビの“Party Party”のところ、一緒に歌っていただけるとうれしいです」と呼びかけると、MINIが熱心にフラッグを振り、会場は一体となって、タイトルどおりパーティーのように明るく盛り上がった。
と、ここでYouTube生配信とユニカビジョンの中継は終了。しかし、シークレットライブはまだ終わりじゃない! 客席のうしろには新宿東宝ビルの名物“ゴジラヘッド”が見えるということで、佐野雄大の「暑さに負けないように、ゴジラのポーズで撮影しましょう。はい、ゴジラ!」のかけ声に合わせて、メンバーみんなで記念撮影を行った。

楽しいままに終了したシークレットライブ
そして最後は、池﨑が作詞した新曲「Potion」を披露。しかもこの曲は撮影OK! 慌ててスマホの準備をするMINIに向かって、「もちろん撮影はせず、肉眼で見るのもOKですからね」(尾崎匠海)、「撮影に夢中にならないように!」(西洸人)、「動画を撮りながらでも(曲中の)かけ声は義務だよー」(池﨑)、「でも、動画に声入りたくない人もいるんかなぁ?」(後藤威尊)など、スタンバイ中もわちゃわちゃと声をかける様子がINIらしい。
“大丈夫、僕たちはまだ若い、若さというPotionがある”というメッセージが込められた爽やかな一曲を歌い終わり、汗だくのメンバーたち。最後に木村から「それではみなさん、『THE ORIGIN』たくさん楽しんでください。今日はありがとうございました!」とあいさつがあり、シークレットライブは終了した。

優しさは知性だ。
「革命、僕たちがつくっていく新しい世界」がコンセプトの『THE ORIGIN』。今回、野外の広場でフラッグを配布してゲリラ的にライブを行ったのも、そのコンセプトの一環なのだろう(フランス革命のコンコルド広場を想起させられた)。
「革命」や「DOMINANCE」など力強い言葉が目立つ今作だが、ステージに立つメンバーは爽やかさと穏やかさをまとっている。INIが表紙を飾った『Quick Japan』vol.178の「INIと言葉」特集に寄稿した芥川賞作家・町屋良平が、INIについて「優しさは知性だ。」と表現していたのを読んで、「そのとおり!」と膝を打ったことを思い出した。
優しいからこそ力強い。穏やかだからこそ熱がある。一見、相反するような性質を併せ持つINIの魅力が、革命の広場を飛び出してもっともっと外の世界に広がっていくといいなと感じたシークレットライブだった。

40ページ特集「INIと言葉」掲載の『Quick Japan』が発売中
INIが表紙・巻頭特集「INIと言葉」に登場する『Quick Japan』vol.178が、6月18日(水)に発売された。
グラビア撮影では、2025年6月でグループ結成4周年を迎えるINIの大人な一面を引き出すべく、シックな服装に身を包んだメンバーを、レンブラントの絵画のように「光と影」にこだわった世界観で撮り下ろした。
撮影を担当したのは“キアロスクーロ=明暗”を探求する写真家ティム・ギャロ。表紙に加え、特集では世界観を共有するグループ&ソロ写真も多数掲載している。

また、INIの楽曲の中でも高い人気を誇る「HERO」の作詞作曲を手がけた、3ピースバンド・WANIMAのKENTAがインタビューに登場。INIメンバーへのメッセージを寄せてくれた。
さらに、『Quick Japan』で“ボーイズグループ×SF”小説「発光する、ら」を連載し、日頃からINIの活動を熱心に追いかけている芥川賞作家・町屋良平が、彼らの表現について思いをめぐらせて綴ったエッセイも掲載している。
なぜINIが今の時代に必要とされているのか、その人気の秘訣に迫った40ページの特集「INIと言葉」をぜひ読んで確かめてほしい。
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