世界最大規模のアニメの祭典であり、3月22日、23日に東京ビッグサイトで開催された『AnimeJapan 2025』。同イベントで、人気アニメのヒロインに扮したコスプレイヤーたちにインタビューを実施。“衣装やメイクに対するこだわりポイント”を聞いたレポートをお届けします。

コスプレイヤーに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”

コスプレイベントといえば会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやマンガ、ゲームなどを分析できるところも参加する上での醍醐味のひとつ。2025年も全国各地でさまざまなコスプレイベントが開催され、いずれも大盛り上がりとなっている。

そうしたイベントに興味はあるもののまだ参加したことがないという方に向けて、本稿では今年行われたコスプレイベントをプレイバック。取材時に撮影させてもらったレイヤーたちの写真を掲載しつつ、それぞれに聞いた“コスプレに対するこだわりポイント”と併せて紹介する。

ここでピックアップするのは、世界最大規模のアニメの祭典として知られる『AnimeJapan』の最新回であり、3月22日、23日に東京ビッグサイトで開催された『AnimeJapan 2025』に参加していた、人気アニメのヒロインに扮するコスプレイヤーたち。

最新アニメの情報解禁をはじめ、人気声優陣によるトークステージや来場特典の豪華ノベルティ、さらには会場限定グッズの販売など、アニメファンにはたまらない要素が満載だった『AnimeJapan 2025』では、コスプレイヤーの衣装もアニメ作品の比率が高め。

『Re：ゼロから始める異世界生活』をはじめ、『ソードアート・オンライン』や『陰の実力者になりたくて！』など、国内はもちろん、海外でも高い人気を誇る作品のレイヤーたちが続々と集結。写真撮影だけでなく、コスプレをしたままホール内のさまざまなブースも見て回り、ステージ企画や買い物を満喫している姿が印象的だった。

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「『AnimeJapan』は“世界最大規模のアニメのイベント”ということで、大好きなアニメ作品のキャラのコスプレで参加しました。こだわったポイントは、レムの目元を再現したくて、目を大きく見せるアイメイクに挑戦したこと。双子の姉のラムのコスプレもしたことがあるんですけど、ラムと比べてかなり低い位置にアイラインを引いて、レムらしい“優しい目元”を再現してみました」（『Re：ゼロから始める異世界生活』レム／まきほさん）

「エミリアたんの強く美しいイメージを表現したくて、メイクにはいつも以上に気合いを入れました。それともう1点、今回はウィッグにもこだわっています。彼女の髪型は三つ編み部分の造形が特徴的なので、そこだけカチューシャで制作して、立体的かつ存在感のある形に仕上げました」（『Re：ゼロから始める異世界生活』エミリア／ぷらるさん）

「猫耳が自然な感じに見えるようにウィッグの毛束を耳のつけ根に貼りつけて、髪と猫耳の一体感を意識しました」（『ソードアート・オンライン』シノン／水羽えとさん）

「昨年の『AnimeJapan』でも同じキャラのコスプレをしたんですけど、今回はところどころに手を加えた改良版の衣装で参加しました。靴はリニューアルしたもので、装飾の部分はミシンで縫いつけています。それと、この1年で体型が変わったので、今のスタイルにぴったりになるようにサイズ感を調整したのもこだわったポイントです」（『陰の実力者になりたくて！』ベータ／ぷおぷおさん）

「こだわったポイントは、衣装の造形とウィッグのボリュームです。やはりこちらのスーツは、体のラインがはっきりわかるサイズ感に調整してこそ映えると思ったので、ギリギリまで詰めて、体にピタッと張りつく形に仕上げました。それに合わせて、靴も合皮のしっくりくるデザインのものを用意。長くてボリュームのある髪は、ウィッグをふかして質感を再現しました」（『陰の実力者になりたくて！』アルファ／せんさん）

QJWebでは今後も、全国各地で実施されるさまざまなコスプレイベントに取材参加し、レポート記事を作成していく。連載形式で順次アップする予定なので、こちらもご期待いただきたい。