2024年10月21日、グローバルボーイズグループ・JO1が、9TH SINGLE『WHERE DO WE GO』のリリースを記念したイベント『JO1 9TH SINGLE“WHERE DO WE GO” PREMIUM SHOWCASE「Where you wanna go」』を東京都内にて行った。
10月2日にリリースされた同シングルは、10月9日公開の「Billboard JAPAN “Top Singles Sales”」、10月8日発表の「オリコン週間合算シングルランキング」で、ともに1位を獲得。9作連続1位を記録し、不動の人気を見せつけていた。そんな作品のプレミアムなイベントとあり、スタート前から多くのペンライトが揺れていた。
ここでは、『JO1 9TH SINGLE”WHERE DO WE GO“ PREMIUM SHOWCASE「Where you wanna go」』10月21日の模様をレポートする。
白岩瑠姫「5年目にして自信が出てきたと感じられる作品」
この日の見どころは、なんといってもシングル収録曲のパフォーマンスだろう。11人がステージに登場すると、まずは「WHERE DO WE GO」でスタート。ガシガシと踊ったり、歌ったりしつつもどこかアットホームな雰囲気が出ていたのはJAM(JO1のファン)の前だからだろうか。会場からは大きなかけ声が上がっており、温かな空間を作る一端を担っていた。
ここで「WHERE DO WE GO SHOWCASE PREMIUM TALK」と題したトークコーナーへ。収録曲のラインナップを振り返りつつ、MCのサッシャに「メンバーから同作はどう見えているのか?」と質問された白岩瑠姫。
すると「俺!?」となぜか戸惑いを見せる。いわく「(川尻)蓮くんか豆ちゃん(豆原一成)だと思ってた。ヤバい!」とのこと。それでも「5年目にして自信が出てきたんだなと感じられる作品になってるんじゃないかな」と、さすがのコメント。ラジオ番組『JO1のオールナイトニッポンX(クロス)』(ニッポン放送)で、メインパーソナリティを担当している経験が垣間見えていた。
その後はMV、ジャケット写真の撮影時に撮ったオフショットを公開。10月18日には同イベントが大阪でも行われていたが、それとは異なる写真を公開してJAMを楽しませていく。
金城碧海が撮影した昼寝中の木全翔也、ヴィンテージカーに乗っている大平祥生、自分の顔よりも大きなドリンクを手にする鶴房汐恩、体長2cmの蟻に噛まれたという鶴房の手、豆原が撮った子供用プールに佇む河野純喜、バットマンの子供用仮面を被っている“野生のバットマン”こと佐藤景瑚、佐藤が撮影したマッチョな現地スタッフ、與那城奨が撮影したジムの鏡に向かってポーズする佐藤、豆原、河野……と、多くの写真とともに裏話が語られていく。
5年間で培われたチームワークが発揮されたトークコーナー
続けて、「メンバーの個性を見抜け。私物当て対決!!」なるゲームコーナーも。負けてしまった與那城、佐藤、金城、木全、豆原チームは、スタッフ特製すっぱいドリンクを飲むという罰ゲームに悶絶し、盛り上がりを見せる。勝利した川尻、川西拓実、河野、大平、白岩、鶴房チームにはごほうびが……という流れで、10月25日に29歳の誕生日を迎える與那城のバースデーサプライズが行われた。
贈られたのは、沖縄出身の與那城らしいシーサーが乗った緑色(與那城のメンバーカラー)のケーキ。ほかのメンバーは「ハッピーバースデートゥーユー」を歌ったり、口々にコメントをして盛り上げたり。
そんななか與那城は、「JO1になって5年目。振り返ると、あっという間だけど長かったような不思議な感覚で。でもJO1の中で一番元気あるし、一番筋肉あるし、一番かっこいいと思っているんで。これからもJO1のリーダーとしてがんばっていきたいと思っています」と抱負を語っていた。
そんなトークコーナーで感じたのは、チームワークのよさと仲のよさ。たとえるなら、「ノリのよい悪ガキたち」といったところだろうか。誰かが何か発言すると、すぐさま別のメンバーが被せてボケたり、ツッコんだり。それによって笑いが起こることも珍しくない。しかも、被せた発言もなかなかにウィットに富んでいる。そして、その連携力だけでなく、メンバーの関係性のよさから出る楽しさもある。
たとえば、白岩は「最近食生活に気を遣っている」と話していたが、木全に「油そば、めっちゃ食ってた」とバラされてしまう。当時、木全はファスティング中で食べ物を我慢していたそうなのだが、「(白岩が)めっちゃ近づいてきてグワーって食べてきて!」とやんちゃな一面を暴露されていた。それに被せるように白岩は「当時、翔也と豆ちゃんがめっちゃ(食事量を)抑えてて。目の前で匂い嗅がせてからおいしそうな顔で食べるっていう誘惑をした」と笑顔で語っていた。
こうしたやりとりは、5年間で培ってきたチームワークはもちろん、普段からの仲のよさがあってこそ。これこそが、JO1の人気の理由であり、安心して応援できる要因のひとつではないだろうか。
会場にいる全員で作り上げた“温かな空気”
そのあとは再び、パフォーマンスコーナーへ。低音がクールな「ICY」、美しいハーモニーも楽しめる「Belive in You」を披露し、パフォーマンスにおいても5年分の成長を見せていた。
アンコールでは、まずひとりずつJAMにメッセージを贈った。メンバーの個性が見えるJAMへの感謝とメッセージはもちろんだが、彼らのわちゃわちゃ自体も見ていて楽しい。そして、最後は「Maybe Next Time」をパフォーマンス。曲が始まる前、河野が「もっと自由にいこうぜ!」とシャウトしていた言葉のとおり、與那城が大平をバックハグしたり、各々ステージ上を歩いたり。ゆるく、そして温かいパフォーマンスでイベントに幕を下ろした。
JO1のパフォーマンスを見たのは『SUMMER SONIC 2024』ぶりだ。そのときはバチバチにキマったパフォーマンスでオーディエンスを魅了していたが、今回のイベントではいい意味でそのトゲが隠されていたようだった。ホームにいるからこそ見せていた、素の顔がいくつもあったように感じる。
川尻が「(CDは)みなさんのもとに届いて、聴いてもらって、やっと完成だと思うので。一緒にナイス(9TH)なシングルを作れてうれしいなと思います」とコメントをしていたように、この日の温かな空気は会場にいた全員で作っていたはずだ。その心温まる空気感をいつまでも持ちつつ、世界に飛び立っていくであろうJO1の姿を見守り続けたい。
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