舞台・ミュージカル・映像作品など、幅広いフィールドで活動を重ねてきた黒羽麻璃央。どのような出会いや転機を経て夢を叶え、現在の仕事と向き合っているのか。
インタビューを通して、表舞台だけでは見えない「夢を仕事にする」ことのリアルを届ける。
※本企画は求人ボックス×QJWebの連動インタビュー。後編は『求人ボックスジャーナル』で公開中です
目次
最初の夢は「野球選手」。そのときの自分に合わせて変化していった

──学生時代の黒羽さんは、「夢を仕事にする」とはどういうことだと思っていましたか?
黒羽 学生のころ、最初に抱いた夢は「野球選手」だったのですが、経験を重ねるにつれて僕には無理だなと気づいてしまいました。
でも、やっぱり大きなモチベーションにはなっていました。最初はプロ野球選手になりたかったけれど、それは難しい。じゃあ次は野球関係の仕事に就きたいとか、途中でケガをして野球ができなくなってからは、体育教師になりたいとか。
そのときの自分に合わせて、夢はどんどん変化していきましたが、常に毎日を生きる活力になっていました。

──そんなスポーツ少年が、『第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』で準グランプリを受賞して、芸能界へ。
黒羽 まだ野球に出会う前の子供のころ、漠然と芸能界に憧れを抱いていた時期もあったんです。なので、芸能界も夢のひとつではありました。
ですが、現実はそんなに甘くはなく……。コンテストで受賞し、芸能事務所に所属したら、あとは勝手に連続ドラマや戦隊ヒーローの仕事がバンバン決まると思っていたんですが、なにせ力がないので、オーディションに落ち続けました。
たくさん悔しい思いをするなかで、ミュージカル『テニスの王子様』のオーディションに受かることができて、そこが夢の第一歩だったと思っています。
『テニミュ』で第一歩を踏み出すも、出鼻をくじかれる日々

──憧れていたミュージカルという夢の世界は、いかがでしたか?
黒羽 当時は10代後半、20歳になりたてくらいの時期だったので「俺はやれる」みたいな根拠のない自信があったんですが、早々に出鼻をくじかれました(苦笑)。
共演者のみなさんはすでに舞台やドラマの経験がある人もたくさんいて、その中で自分は何もできない。それだけではなく、ミュージカル『テニスの王子様』は長く続いている作品なので、僕の前にも同じ役をいろんな方が演じられているんです。
共演者とも比べられるし、歴代で同じ役を演じた先輩方とも比べられるしで、当時は本当に怖かったです。少しでも休みができたら、夜行バスや新幹線で地元の宮城県に帰っていました。

──現在は俳優として多数の有名作品にご出演されていますが、今の姿になるために努力したことはありますか?
黒羽 努力といっていいのかはわかりませんが、毎回なんだかんだ、悔しい気持ちや恐怖心、もっとお芝居がうまくなりたいという気持ちを持てているのが、自分の強さなのかなとは思っています。
不安を取り除くために、稽古にしっかり向き合って事前準備をしておくイメージです。
芝居力以外に大事な「人間力」。第一線で活躍し続けるために
──俳優というお仕事を続けるなかで、演技力以外に身につけておいたほうがよかったと思うスキルはありますか?
黒羽 人間力ですかね。この仕事に限ったことではないと思うんですが、やっぱり今も俳優として第一線で活躍されている方は、人として素晴らしい方が多いです。
俳優ってひとりでする仕事ではないので、人とのつながりを大事にしたほうがいい。誰だって、嫌な奴と一緒に仕事したくないじゃないですか。
僕自身も「お芝居はめちゃくちゃうまいけど、人としてはちょっとね……」と思われるより、「お芝居はまだまだだけど、人はいいよね」って思われたいです。

──黒羽さんが人間力を磨くために、意識してやっていることはありますか?
黒羽 素晴らしい先輩方が多いので、その姿を見ているだけで自ずと勉強になっていると思います。後輩への接し方とか、スタッフさんとのコミュニケーションの仕方とか。あえて言葉に出さなくても、自然と勉強になっている気がします。
──特に尊敬している先輩はいらっしゃいますか?
黒羽 最近でいうと、山崎育三郎さんや古川雄大さん。共演回数が多いのもありますし、おふたりともミュージカルでも映像でも活躍されていて、目指すべき背中だなと思っています。
【体験レポート】黒羽麻璃央の取材現場で、1日限定アシスタント!

求人ボックスと連動した本企画では、「黒羽麻璃央さんの取材現場に立ち会う」1日限定インターンスタッフを募集した。
採用された1名のインターンスタッフは、Quick Japan編集部のアシスタントとして取材現場に参加。
飲み物・ケータリングの手配や設置、香盤表の掲示、撮影機材の準備、写真のチェック、読者プレゼント用チェキの撮影など、アシスタント業務を幅広く担当。
記事作りのリアルなプロセスを、編集者の視点で体験することができた。
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