『M-1グランプリ』王者・たくろうのネタ選び秘話とは?打ち上げ動画がアーカイブ配信中

2025.12.25

(C)M-1グランプリ事務局

文・編集=Quick Japan編集部


12月21日(日)に『M-1グランプリ2025』の決勝戦が開催され、たくろうが第21代の王者に輝いた。その直後に、M-1公式チューハイ「−196」でM-1ファイナリストを労う企画、『M-1打ち上げ by−196~どかーんと一発打ち上げようよ!~』がサントリー公式YouTubeチャンネルと、『M-1グランプリ2025』公式TVerにて生配信された。

打ち上げ企画の幹事は、第16代『M-1』王者のマヂカルラブリーと、タレント・女優でありながら、大喜利などで高度な笑いを披露する渋谷凪咲が昨年に引き続き再任。『M-1』決勝戦を終えたばかりのファイナリストを集め、熱冷めやらぬ思いを一緒に振り返りまった。

今年も打ち上げの様子はアーカイブ配信されることが決定。1月4日(日)までの期間限定で、『M-1』決勝戦を終えたばかりのファイナリストたちの様子を観ることができる。

【採点&結果まとめ】『M-1グランプリ2025』優勝は決勝初進出のたくろう

マヂカルラブリー&渋谷凪咲 コメント

マヂカルラブリー村上
ファンの皆さんもたくさんの温かいツイートありがとうございました。
来年もみんなでM-1を盛り上げていきましょう!

マヂカルラブリー野田クリスタル
今年も敗者復活戦から見させてもらって…変な夢見るんです、M-1のあと。
今日も寝ると、変な夢見るんだろうなって。とにかく変な夢が楽しみです。

渋谷凪咲
ファイナリストの皆さんが、あの会場でそんな思いがあったんだと、色々な話を聞かせてもらって感動しました。
こういうお話がM-1戦士の皆さんの中にもあるんだなと思うと、また来年からのM-1も楽しみだと思いました。
あっぱれ!!

『M-1グランプリ2025』ファイナリストコメント

優勝:たくろう(結成9年/決勝出場回数:初)
−196がめちゃくちゃおいしい! バタバタしてて喉も乾いていたので、浸透してきます。1本目のネタの時、僕らのつかみで結構笑ってもらったので、4分間を楽しく漫才できそうだ、という感覚でやっていましたね。(きむらバンド)

2本目のネタはかなり迷ってて、披露したネタは実は完成しきっていないという感覚で不安でした。今年の11月にできたネタでした。(赤木裕)

ネタ選びはいつも相方に任せているんですが、今日だけは「2本目のネタはこれがいい」と言ったら、受け入れてもらえて今回のネタになりましたね。(きむら)

1本目のネタは、決勝までの間に細かい所をたくさん入れ替えた結果、(以前は)あんなにウケてたネタが直前の寄席でやったものがまったくウケなくなってしまいました。そのため準決勝の時のネタに戻しました。(赤木)

2位:ドンデコルテ(結成6年/決勝出場回数:初)
テレビにあまり出たことがないので、カメラに映っている感覚がなかったです。今日の『M-1』もライブをやってる感じでした。(小橋共作)

今日はしっかりと緊張感がありました。逆に緊張しない日がやばいです。朝みたいなテンションだと噛むので。収入が増えても、人間の悩みの量は変わらないと聞いたことがあるので、別の悩みが出るんだろうなと思います。
仕事が増えたら生活も変わるとは思うのですが、今の家が、カゲヤマの益田(康平)の実家に下宿のかたちで10年住まわせてもらっているので、その部屋の後任の人間を見つけなきゃいけないなと思います。1部屋27500円。「お笑い界のトキワ荘にしたい」という益田のお父さんの意向もあるので、どうしても後任を探しています。(渡辺銀次)

カナメストーンさんがいまふたりで一緒に住まわれているので、後任としていいのかなって思うんです。どうですか?(小橋)

3位:エバース(結成9年/決勝出場回数:2回目※2年連続)
2本目のネタやっている途中で、厳しさを感じていました。あの2本目のネタをやった史上、一番ウケてないかもしれません。いろんな場所で試したんですが、「僕らのこと知っている人」って聞いて、全然手が上がらないような地方とかでも試してもウケてたから、このネタは大丈夫かなと思ったんですが、難しかったですね。(佐々木隆史・町田和樹)

2本目はギリギリまで何やるか悩みました。最終決戦の出順を2番目にしたのは、町田が2番目がいいって言ったからです。町田って結構直感型なところがあるので、その直感であってるのかなって思いました。(佐々木)

トップで出るのは、なんか違うかなと思いました。(町田)

また決勝戦に来れるかはわからないですが、来年もまた全国放送でネタができるチャンスがあるのはうれしいですね。マヂカルラブリーさんが「我々では手に負えない」ということであれば、オズワルドさんとさや香さんに聞いてみます(笑)。(佐々木)

4位:真空ジェシカ(結成13年/決勝出場回数:5回目※5年連続)
車についてのネタが被っていたことは、言わなくてよかったな、って今は思いつつ、気にはなるかなと思ってつい言っちゃったんです。(ガク)

つかみが多すぎたのか、下の表示タイマーが、ネタ前のつかみだけで30秒とかになっていました。(川北茂澄)

(来年も出場があるかどうかは)来年もABC(朝日放送テレビ)さんに呼んでいただけるということなので、うれしいです。(川北)

5位:ヤーレンズ(結成14年/決勝出場回数:3回目※3年連続)
トップバッターを想定はしてました。1番目な気がしていて、実はリハーサルでも1番目だったんです。3年連続の決勝なのですが、毎回トップバッターが優勝しているので、そういう思いでした。(出井隼之介)

来年がラストイヤーです。今年はコント寄りの漫才ではない、幅を見せられたと思うので、来年は机とか椅子とか引っ張りだしてコントやってやろうと思ってます(笑)。(楢原真樹)

6位:豪快キャプテン(結成6年/決勝出場回数:初)
9番目は待ちが長かったですね。最初は緊張していて、4番目ぐらいから「今だったら緊張しないかも」と思って、その時間を大きく超えてからあの順番だったので、緊張しました。(山下ギャンブルゴリラ)

本当にしんどかったです、待ってる間が。(べーやん)

みんな本当に台本のいいネタやっていて、ポケットパンパンのネタ、変えたほうがいいのかな?とか。合間の時間でタバコを吸い過ぎてしまい声がかれてしまって、長くネタをやったら声が出なくなってしまう!と思って早めに話をしてしまったのが、それは敗因のひとつとしてあるかもしれないです(笑)。(山下)

7位:カナメストーン(結成15年/決勝出場回数:初)
高円寺の公園で、村上さんにお会いした時、「さっさと決勝いけよ」みたいに言っていただきました。(零士)

俺が審査員だったら、4回は決勝行かせてるって村上さんが言ってくれて。(山口誠)

出番も3番目で、『M-1』はあっという間でした。楽しいっていう気持ちに包まれているんですけど、言葉がちゃんと出ているのかなって、ずっとそういう気持ちでした。(零士)

敗者復活戦からで決勝戦のリハーサルもやってないので、会場に着いた後に間違って暫定席の方に行ってしまったり、社長みたいな人がいっぱいいる場所に出てしまったり、てんやわんやだから緊張する時間もなかったです(零士)

ナニ!?(山口)

決勝の説明がまったく頭に入ってこなくて、「出ていけた!」と思ってマイクの前に立ったら、審査員席がめちゃくちゃ近くて、ネタが飛びかけて最悪になるところでした(笑)。(零士)

ウソダロッ!?(山口)

ワクワクしながらあのネタ持って行ったので、所(ジョージ)さんにもいつかお会いしたいです。(零士)

キビシイ。(山口)

8位:ヨネダ2000(結成5年/決勝出場回数:2回目)
順位発表の、各審査員が出す得点を画面上で食べていたんですけど、シルバーの色があまりおいしくなかったですね。審査員の皆様、次からシルバーは出さないように。(誠)

ネタ中のBPMのキープするために、私は食事抜きました。(愛)

前回のBPM160から、今回はBPM195にしました。伏線回収も入れたら点数が伸びると聞いて入れました。(誠)

9位:ママタルト(結成9年/決勝出場回数:2回目※2年連続)
昨年の10位から、1位ずつあげて今年は9位。緻密な計算をしています。2031年ラストイヤーなんですけど、このまま上げていったら最後は3位で終わります。(大鶴肥満)

出番順については、待つのが結構体力使いますね。(檜原洋平)

豊昇龍関に引き寄せられましたね。(大鶴)

昨年は、やりながら厳しいと思っていたのですが、今年は楽しくやれました(檜原)

10位:めぞん(結成9年/決勝出場回数:初)
初めてすぎて、あまり何もわからなかったんですけど、ウケがとれたなと思っていました。それで点数を見たら、思ったより低くて。過去最下位を取ったおもしろい人を調べましたね(笑)。(原一刻)

ネタ中の女性の名前を、結構前から「みき」の名前でやっていたのですが、準決勝からミキさんと一緒になったタイミングで、「まき」で練習をしてみたら、全然気持ちが入らなくなってしまって。思い描いている子が「みき」すぎて、ミキさんに直接謝りに行ったら「全然ええよ、後だったらつかみにできるし」って大御所みたいな対応してくれました。(吉野おいなり君)

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