「自分の体型にぴったりフィットするように衣装のバランスを調整しました」バニースーツの『涼宮ハルヒ』『GANTZ』レイヤーたちに聞いたコスプレのこだわり
世界最大規模の同人誌即売会として知られる『コミックマーケット』。2025年夏に開催された『コミックマーケット106』に参加していた、タイトなバニースーツを着こなすコスプレイヤーたちにインタビューを実施。それぞれのコスプレに対する“こだわりポイント”を聞いたレポートをお届けします。
コスプレイヤーに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”
コスプレイベントといえば会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやマンガ、ゲームなどを分析できるところも参加する上での醍醐味のひとつ。昨今ではほぼ毎週末、全国各地でさまざまなコスプレイベントが開催され、いずれも大盛り上がりとなっている。
そうしたイベントに興味はあるものの、まだ参加したことがない方に向けて、本稿では2025年下半期に行われたコスプレイベントをプレイバック。取材時に撮影させてもらったレイヤーたちの写真を掲載しつつ、それぞれに聞いた“コスプレに対するこだわりポイント”と併せて紹介する。
12月30、31日には、世界最大規模の同人誌即売会であり、コスプレが楽しめる年内最後の大型イベントでもある『コミックマーケット107』が東京ビッグサイトにて開催されるということで、本稿ではこれに先駆けて、8月に開催された『コミックマーケット106』に参加していたコスプレイヤーたちをピックアップ。
昨今のアニメやゲームでは、キャラクターごとにさまざまな種類の衣装が用意されているものが多く、中でもボディラインに沿ったタイトなデザインに加え、ハイヒールやストッキングにより、足を長く、きれいに見せられるバニースーツは、コスプレ界隈でも人気の高いコスチュームのひとつ。
屋外に設けられた撮影エリアをのぞいてみると、『涼宮ハルヒの憂鬱』の涼宮ハルヒや『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』の飛鳥馬トキのようなオーソドックスなバニースーツのほか、『GANTZ』のレイカや『2.5次元の誘惑(リリサ)』の橘美花莉のように、作品の世界観に合わせてアレンジを加えたバニー衣装を着こなす参加者もいて、それぞれに撮影のための長蛇の列ができていた。
*
「今回のコミケには、涼宮ハルヒのバニーバージョンのコスプレで参加させていただきました。こだわりポイントは、キリッとつり上がった眉毛や髪色を忠実に再現したことです。また、ハルヒは高校生なので、メイクはナチュラルな感じに仕上げることを意識しました。そうして準備を進めながらアニメを観返して、ハルヒの仕草や表情の作り方も勉強して、自分なりにしっかり再現したつもりなので仕上がりには満足しています」(『涼宮ハルヒの憂鬱』涼宮ハルヒ/天雲すまさん)

「こだわったポイントは、自分の体型にぴったりフィットするように衣装のバランスを調整したことです」(『GANTZ』レイカ[バニーVer.]/佐倉こむぎさん)

「コミケに合わせて、ヘイロー(頭についている輪っか状の装飾)を作り直しました。これまで使っていたものより深みのある青色になっているので、仕上がりには満足しています。また、今年は酷暑だったので、装飾や小道具に耐熱の素材を使っているのも自分なりにこだわったポイントです」(『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』飛鳥馬トキ/蒼空イヴさん)

「こだわったのはメイクです。なるべくナチュラルにしつつ、眉は上げ気味にしたのがポイントで、ハルヒっぽくなるように工夫しました」(『涼宮ハルヒの憂鬱』涼宮ハルヒ/比嘉こころさん)

「キャラクターのイメージを大事にしつつ、バニー衣装が映えるように。脚をきれいに見せることを念頭に置いて減量をがんばりました」(『2.5次元の誘惑(リリサ)』橘美花莉/るとさん)

QJWebでは今後も、全国各地で実施されるさまざまなコスプレイベントに取材参加し、レポート記事を作成していく。連載形式で順次アップする予定なので、こちらもご期待いただきたい。
関連記事
-
-
「VTuberのママになりたい」現代美術家兼イラストレーターの廣瀬祥子が目指すアートの外に開かれた表現
廣瀬祥子(現代美術家)/ひろせ(イラストレーター):PR -
パンプキンポテトフライが初の冠ロケ番組で警察からの逃避行!?谷「AVみたいな設定やん」【『容疑者☆パンプキンポテトフライ』収録密着レポート】
『容疑者☆パンプキンポテトフライ』:PR





