DXTEEN、飛躍を誓う2年目の目標と目指すアーティスト像「憧れのG-DRAGONさんのように、誰かに影響を与えられる存在に」
JO1とINIが所属するLAPONEエンタテインメント3組目のアーティストとして、1年以上におよぶ韓国でのトレーニングを経て、昨年5月にデビューした6人組グローバルボーイズグループ「DXTEEN」。
1月31日に3RD SINGLE『Snowin’』をリリースした彼らに、デビュー1年目の活動を踏まえつつ、2年目の個人目標と、それぞれが目指すアーティスト像について話してもらった。
DXTEEN
(ディエックスティーン)大久保波留、田中笑太郎、谷口太一、寺尾香信、平本健、福田歩汰の6名で結成されたグローバルボーイズグループ。グループ名の「DXTEEN」は夢(Dream)を目指し、一歩一歩、拡張(eXtension)・拡大(eXpand)しながら成長していき、努力と挑戦を重ねていく6人の青春(Teen)の“無限な可能性”を表現し、時間が経ち成長しても夢見る青春心を失わず、夢をさらに大きくしていくという意味が込められている。2023年5月、『Brand New Day』でデビューを果たした
「ここにNICOがいる」とイメージしながら演じたMV
──3RD SINGLE『Snowin’』は、4曲すべてが冬をイメージしたコンセプチュアルな一枚ですね。
谷口 僕たちの中で、季節感は大事にしているんです。その季節にしか見られない僕たちの姿を見てほしいなって。
寺尾 冬は寒い季節ですが、そんな冬の暖かさを感じられるシングルになっています。僕たちがみんなを温める存在になれれば、と。聴く前は「冬ということは、ゆったりした曲調なのかな」と想像していたんですが、タイトル曲「Snowin’」はアップテンポな一曲。明るいという点では春を表現していたデビュー曲「Brand New Day」と似ているんですが、「Snowin’」ではより繊細な表現を意識しました。
平本 ラブソングはデビューシングル収録の「Come Over」以来ですが、また少し違った雰囲気で、切ないムードをしっかり表現できていると思います。
福田 デビューのころよりは、ちょっと大人らしさが増したんじゃない?
全員 おおー!
谷口 ダンスの振り付けもキャッチーなので、ぜひ注目してほしいです! サビは雪が降っている場面を表現していて、テンポが変わる部分の細かい動きも見応えがあると思います。
福田 ミュージックビデオも雪が降る中で踊りました。メンバー一人ひとりにストーリー性があって、冬を感じられるMVに仕上がっています。
大久保 雪だるまが溶けないように僕たちが試行錯誤するというストーリーなんですけど、雪だるまは溶けると女の子になるんです。その女の子を、僕たちはNICO(DXTEENのファンネーム)に見立てていて。女の子の手首に「N」と書いてあったりするので、そういったところでも楽しんでもらえるんじゃないかな。
寺尾 撮影中も「ここにNICOがいる」とイメージしながら演じたので、表情が作りやすかったよね。
──ほかの収録曲も個性豊かでした。個人的にはレトロなムード全開の「Stars」が、80~90年代を感じるファンキーなサウンドにグッときて。Z世代のみなさんには新鮮に響いたんじゃないですか?
寺尾 そうですね。みんなでずっと「レトロだ!」って言ってたけど、聴きなじみはなかったです(笑)。
田中 ダンスも90年代ヒップホップの色が強いんです。幅広い年代の方に楽しんでいただける曲だと思います!
──「みんなでV(ブイ)6人ずつ 集まれば星の形になる」「一緒に作っていく 僕らの星座」など、DXTEENのテーマソングのように感じる歌詞もありますね。事前にいただいた資料には「応援のメッセージを込めた曲」と記載がありました。
田中 「星の形」の部分では、みんなでピースした手をかざして星の形を作る振り付けがあります。
福田 メンバーがわちゃわちゃとはしゃぐムードで、歌詞も曲もキラキラした感じ。すごく楽しくなれる曲なので、聴いてくれた方を元気にできればと思います。
大久保 個人的には歌詞を読んでいて、僕たちが誰かを応援するというよりは、メンバーそれぞれが抱くグループへの思いも描かれているように感じました。メンバー同士で高め合おうという思いも込められているというか。
平本 うん。聴く人を励ましつつ、歌いながら自分たちも励まされる。サビに「You&I どんな闇夜でも ほら 煌めき放つ」とあるように、お互いを応援して支え合っていく楽曲だと思います。
反響が大きかった「#たろカメ」
──2023年2月にDXTEENのデビューが発表されてから、ちょうど1年。自分たちの成長を感じている部分を挙げるとすると?
平本 たくさんのイベントやライブに出演させていただいて、いい意味で慣れてきました。MCも最初はしゃべることに精いっぱいだったんですけど、今は自然体でみんなが話せるようになったし、パフォーマンスも変に気張らずできるようになったというか。力まずとも自分たちの最大限を出せるようになったと思います。
田中 最初はダンスも本当にガチガチだったんですけど、最近はいい緊張感を持って踊れている気がします。
──ビジュアル面も1年間で大きく変化しましたよね。今後やってみたい髪色や、ビジュアルのコンセプトはありますか?
平本 僕はハイトーンをやってみたいです。潔く真っ白とか!
寺尾 ああ、似合いそう!
平本 最近初めて青色にして、何度かブリーチしたんですけど、僕、頭皮が強いのか、全然痛くなかったんですよ。これならもっと明るい色もいけるんじゃないかな?と。
寺尾 太一君は、この中では一番変化が少ないかもね。
谷口 少しずつ茶色になってる(笑)。ガッとイメチェンしたいとは思っているので、そのときに期待していただけたらうれしいです。
──TikTokはほぼ毎日投稿されていますが、自分たちでプロデュースしているんですよね。田中さんが撮影を担当する「#たろカメ」のキレのいいカメラアングルも話題になりました。撮り方のこだわりは何かあるんですか?
田中 わあ、ありがとうございます(笑)。ダンスチャレンジを撮るときはもとの振り付けを必ずチェックして、振りに合わせてカメラワークを考えたり、いろいろ試しています。
平本 曲の盛り上がりに合わせてカメラを動かすだけで、だいぶ印象が変わるよね。笑太郎が踊るときはもちろん自分では撮れないので、笑太郎が撮ったのをお手本に僕たちも練習して、だんだんメンバー全員が上達していきました(笑)。
田中 ポイントは、撮影画面で表示されるグリッド線の真ん中にちゃんと体を入れること。横のほうに空白が空くことを意識して、絶対に中心をずらさないように意識しています。あと、あえて昔の機種を使ったり。
寺尾 最近のiPhoneだと手ぶれ補正で逆に揺れないこともあるんだよね。TikTokのカメラ機能がおすすめです。
──TikTokに力を入れて、自分たちの存在をより知ってもらえた手応えはありますか?
谷口 たまに笑太郎がJO1さんやINIさんのアカウントでカメラマンを担当することがあるんですけど、そのときは反響が大きいと思います。「えっこのカメラマンすごくない?」「あ、たろカメだ!」って。
──2年目となる2024年は、どのような目標を掲げていますか?
谷口 イベントでいろんなアーティストさんと共演して感じたんですが、もっと自分たちの表現の幅を広げていきたいと思っています。パフォーマンス面でも、いろんなジャンルの振り付けに挑戦したい。2年目はより自分たちらしく、幅広い楽曲を表現できるようになりたいですね。
大久保 僕は、デビュー1年目にオリコン1位を獲ることができなかったのがとても悔しくて。2年目で1位を獲るためにできることは、とにかくたくさんの方に僕たちのことを好きになってもらうこと。そのために一つひとつのステージで全力を出したいし、準備段階も怠らずに、大事にしていきたいと思っています。
※取材後の2月6日に発表された「オリコン週間シングルランキング」にて、DXTEENは『Snowin’』で1位を獲得。
2年目の個人目標&目指すアーティスト像
──それでは最後にひとりずつ、2年目の目標と、目指すアーティスト像を教えてください。
福田 今回のシングルでは安定的に歌えた手応えがあって、プロデューサーさんにも「聴いていて信頼できる」と言ってもらえたんです。自分の歌に自信が出てきたし、「DXTEENのボーカルといったら福田歩汰」と思ってもらえるようになりたいです。あとは、僕たちの曲をたくさんの方に聴いてほしい。ふとした瞬間に街中で曲が流れて「これ、DXTEENだよね」と思ってもらえるくらい、広がったらいいなと思います。
大久保 オリコン1位を獲ることも引き続き目標だし、目に見えるかたちでしっかり成長していきたいです。成長し続けるって、すごく難しいことだと思うんですよ。活動を重ねていけばいくほどハードルも上がっていくだろうし、着実にのぼっていくことも大変なことだなと。パフォーマンスも含め、すべてにおいてどんどん上に行きたいです。そして僕が目指すアーティスト像は、なんでもできる人。「波留なら大丈夫だから」って信頼してもらえるアーティストになりたいですね。
平本 「DXTEENのライブってすごいよね」と思ってもらえるアーティストになりたいです。技術面ももっと成長させて、出演したイベントでインパクトを残したい。目を引くパフォーマンスや迫力のあるラップもより意識していきたいですし、歌でも聴いてくれたみなさんの心に何かを届けられるようにしたいです。
寺尾 僕も健に近いかな。僕はダンスの経験がまだ浅いので、2年目に入っても、まずは着実に実力をつけていきたいです。今はライブも、いい意味で“作品”という感覚なんです。ダンスを細かい部分までそろえたりして、きれいに完成させたものを見せるという。今はそれでいいと思うんです。でもいずれ、無意識にやってもきれいにそろうくらい体に染みついたら、ステージの上では心の底から音楽を楽しんで、本能的な感覚を大事にしたい。そうなると個人の色も出やすくなるでしょうし、お客さんも観ていて楽しいと思うんです。とにかく音楽を楽しめる、音楽というものを熟知しているアーティストになりたいですね。
田中 みんなが言ったように、単独ライブやオリコン1位、賞をもらうなどの目標に向けて、もう1段階ギアを上げて進んでいきたいです。そして僕が目指すアーティスト像は、いつも心がけているんですけど、笑顔をたくさん届けるアーティストになること。音楽を心の底から楽しむのも大事だし、その楽しんでいる姿を見てもらって、ファンのみなさんを楽しませられるようにがんばりたいです。
谷口 僕がこの道を志したのは、BIGBANGのライブを観て、G-DRAGONさんに憧れたのがきっかけなんです。その瞬間を鮮明に覚えていて。僕もそういうふうに誰かに影響を与える存在になれるかもしれないから、自分がどんな影響を与えられるかを常に頭に置いておきたいと思っています。いつか誰かに、僕を見てアーティストを志しました、と言われたら、これ以上ない幸せだろうなと。そういう将来像をイメージしながら今年もがんばっていきたいですし、立つステージごとのエネルギーをより高めていけるように、個々のスキルやDXTEENとしての幅を広げていきたいですね。
2024年2月20日(火)より発売となる『クイック・ジャパン』vol.170では、本稿には掲載されていないDXTEENのグループとしての目標などが語られたインタビューを収録! 誌面限定の撮り下ろし写真もあるので、ぜひ手に取ってチェックしてほしい。
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DXTEEN 3RD SINGLE『Snowin’』
発売日:2024年1月31日
<初回限定盤A(CD+DVD)>
価格:¥1,700(税込)
【CD】
1.Snowin’ 2.Calendar 3.Winter Land 4.Winter Land(Instrumental)
【DVD】
DXTEENの冬休み ~わくわく準備編~
【初回プレス限定封入特典】
①応募抽選券(シリアルナンバー)1枚
②セルカトレーディングカード(JACKET Set ver.)1枚
(初回限定盤Aver.6種類の中から1枚をランダム封⼊)
③セルカトレーディングカード(MV Set ver.)1枚
(初回限定盤Aver.6種類の中から1枚をランダム封⼊)
*
<初回限定盤B(CD+DVD)>
価格:¥1,700(税込)
【CD】
1.Snowin’ 2.Calendar 3.Stars 4.Stars(Instrumental)
【DVD】
DXTEENの冬休み ~わいわいパーティー編~
【初回プレス限定封入特典】
①応募抽選券(シリアルナンバー)1枚
②セルカトレーディングカード(JACKET Set ver.)1枚
(初回限定盤Bver.6種類の中から1枚をランダム封⼊)
③セルカトレーディングカード(MV Set ver.)1枚
(初回限定盤Bver.6種類の中から1枚をランダム封⼊)
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<通常盤(CD ONLY)>
価格:¥1,200(税込)
【CD】
1.Snowin’ 2.Calendar 3.Snowin’(Instrumental) 4.Calendar(Instrumental)
【初回プレス限定封入特典】
①応募抽選券(シリアルナンバー)1枚
②セルカトレーディングカード(JACKET Set ver.)1枚
(通常盤ver.6種類の中から1枚をランダム封⼊)関連リンク
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ついに初単独ライブツアー開催も決定!
『2024 DXTEEN 1ST ONE MAN LIVE TOUR』
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<スケジュール>
【大阪 | Zepp Osaka Bayside】
2024年5月18日(土)開場17:30/開演18:30
【福岡 | Zepp Fukuoka】
2024年6月6日(木)開場17:30/開演18:30
【東京 | Zepp DiverCity Tokyo】
2024年6月9日(日)開場17:30/開演18:30
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