深見東州 武道館あら楽しいコンサート!:PR

過去の武道館公演を塗り替えた、“黄金の龍神”飛び回る一夜『深見東州 武道館あら楽しいコンサート!』レポート

2026.6.19

文=西澤裕郎


大学予備校「みすず学苑」の学苑長であり、「ワールドメイト」代表、実業家、スポーツの振興や芸術活動、福祉や社会貢献、国際協力などを行う、深見東州。文化的な造詣も深く、スポーツや芸術、福祉・国際協力など幅広く活動する。

音楽分野では作曲者としての顔を持つほか、オペラやジャズ、演歌などを歌い、歌手として日本武道館での単独公演を5回実施。また世界三大ホール制覇、新国立劇場でも12回公演を成功させている。

そんな深見が2026年5月21日、約4年ぶり6回目の武道館公演『深見東州 武道館あら楽しいコンサート!』を開催。食や郷土愛を詰め込んだユニークな楽曲群から、本格的なバラード、観客との濃密なコール&レスポンスまで、ジャンルも縦横無尽にハイテンションで駆け抜けた、“あら楽しい”一夜を今回も現地で見届けた。

再び踏んだ舞台、華麗な幕開け

前回の武道館は2022年。コロナ禍のさなか、マスク姿の8000人がLED付きの“ブラ棒”を叩いて声援に代えた。それ以来となる武道館だ。

開演時刻から間もなく、深見が演奏陣とともに登場。ユーモラスにグッズを紹介しながら、客席が埋まりきるのを見計らう。「ミュージシャンとお客さんの距離が近く、観客と一体になって音楽をつくれる。武道館は特別な場所」と語り、客席を見渡し「推しのうちわを作って来た人がたくさんいる」と笑えば、思い思いにカスタムされた色とりどりのうちわが会場を彩った。

「新聞広告で予告したものから、いろいろ変えました」。心ときめく曲、龍神、そして食べ物。そのバランスで組んだというプログラムは、ストリングスと生バンドを従え「アンドロメダ王子」で開幕。のっけからスモーク入りのシャボン玉が噴き上がり、サイリウムが武道館を彩る。ぜいたくな幕開けだ。

新曲からキラーチューン、縦横無尽に歌い舞う

そして新曲ゾーンへ。「ぐんたま・ちばらぎの歌」は群馬・埼玉・千葉・茨城・栃木を平等にいじり倒す一曲。「そのうち東京や長野、山梨の歌も作ります」と笑わせる。そこから、ベートーヴェン「悲愴」やビゼー「アルルの女」を引く「焼きイモの歌」、ポール・アンカ「You Are My Destiny」をもじった「君は、我がうな重」、火花とウルトラマン風の映像で沸かせる「千葉のうた!!」と、食と郷土愛のオリジナルが続く。プッチーニのアリアを<オオ・ミオ・てんぷら>と歌う「天ぷらの唄」では、炎が噴き上がるなかハードロック調のギターが鳴り響いた。

中盤はラブソングを3曲続けて披露。プロポーズに揺れる女心を歌った「熟しきれない私」、小説執筆期に書いたという文学的なバラード「朝がきたら」、「忌野清志郎が亡くなって寂しい。続きは私が作ってやろうと思って」と書き上げたという「I lost my love」。「最近はAIとの戦い。焼き芋の歌なんてAIには作れない」と笑い、片山津温泉で生まれたピアノ曲「柴山潟から白山を仰ぐ」、ファンクの組曲「大都会九頭龍」では「静かなピアノ曲のあとで気持ちが上がらない」と一度演奏を止め、深見とバンドのカウントで仕切り直す場面も。樹齢200年のケヤキを想う「坂の上の欅の樹」では、ハート型の紙飛行機が舞った。

「ここからは最後までノリノリでいこう!」。キラーチューン「グラッツェ・ナポリタン」でフロアが総立ちになると、「ジンギスカンって何?」「ヤキトリ!」、泡のようにスモークが上がる「ビール」でコール&レスポンスが起こる。代表曲「メタボの雀」では、待ってました!とばかりに観客たちが身体を揺らして自由に踊り倒した。

公演後半に用意されたサプライズ

そして怒涛の「龍神シリーズ」へ。「金華山の龍神たち」では金の紙吹雪が舞い、本編ラスト「東京湾の龍神さま」は派手なスモークと銀テープで最高潮を迎えた。間髪入れぬアンコールにも「いくらでも曲はあります」と即応する深見。「六甲山の龍神さん」に続く「とにかく龍神」ではステージ後ろの幕が開き金色の龍神が出現。客席をあっと驚かせた。「龍神21世紀」では金の龍神も動き出し、武道館のステージ上を飛び回った。

21時に終わると宣言していた深見だが、「これで義理は果たしたけど、ちょっとくらい」と、歌ってほしい新曲のリクエストを募る。そして、この日2度目の「グラッツェ・ナポリタン」へ。楽曲の途中、ピアノの弾き語りでプッチーニ『トゥーランドット』の「誰も寝てはならぬ」をのびやかに力強く歌い上げると、大きな歓声に包まれた。しかし、すかさず再びナポリタンへと繋ぐ。さらに「帰れソレントへ」からのナポリタンも飛び出し、食と音楽愛にあふれた一夜は大団円を迎えた。

都道府県への愛も、食への愛も、龍神への祈りも、すべて自作のオリジナルに落とし込み、約3時間にわたって武道館を沸かせた深見東州。前回の武道館公演を塗り替える、まさに“あら楽しい”一夜となった。

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(にしざわ・ひろお)ストリートを愛するカルチャー・マガジン『StoryWriter』記者・編集者。