パンプキンポテトフライが初の冠ロケ番組で警察からの逃避行!?谷「AVみたいな設定やん」【『容疑者☆パンプキンポテトフライ』収録密着レポート】
9月1日、衝撃のスピード再結成を発表したパンプキンポテトフライ。再び芸能界でのブレイクを目指すふたりにとって初となる冠番組『容疑者☆パンプキンポテトフライ~解散詐欺罪を犯した二人の逃避行~』(日テレプラス)が2026年1月18日に放送される。
番組は、解散からわずか半年での再結成という異例の“解散詐欺”を犯したふたりが、警察から逃れながら絆を深めるために思い出の地を巡る……というもの。コンビふたりきりでの長時間ロケという貴重な現場で、解散を経てパワーアップしたふたりはどんな活躍を見せるのだろうか。
解散時に記念書籍『卒業』を制作して以来、彼らの動向を追い続けてきたQuick Japan編集部が、ロケ収録の当日に密着した。
目次
ロケは急遽、ガチ私服で敢行!カムバック「ピリつかせないで」

オープニング撮影中にがっつり宅配便の荷台の音が入り込むハプニングもありつつ、まずは再結成の経緯や山名のカムバック改名について振り返る。当初は漫才衣装でロケを行う予定だったが、谷の提案により“ガチ私服”での収録に。カムバックいわく「あんなにピリつかせる必要ある?」という空気になり、慌ててフォローに回ったそう。

番組は、彼らが二度と解散しないようふたりの思い出の地を回る“青春カムバックツアー”だが、ふたりの所業を「解散詐欺罪」として捜査中の刑事が追う……という謎の設定も乗っている。カムバックは迫真の表情で刑事とのシーンを熱演していたが、谷は「クソみたいな設定。AVやん」と一蹴。要所要所で登場する刑事(を演じる俳優)とのやりとりはやっつけ感もありながら、谷がどう設定に噛みついていくのかという期待も湧いてくる。

カムバック第二の故郷・ホストクラブ「TOP DANDY」へ

ふたりが最初に訪れたのはカムバックの職場でもあるホストクラブの「TOP DANDY」。新宿歌舞伎町のど真ん中にある店舗を前に、カムバックは実家に帰ってきたようなリラックスした表情を浮かべていた。
一方で谷は「臭い街」と不満げだ。谷は「女から金を騙し取ってるんやろ」とホストへの偏見を語り出すと、カムバックはすかさず「そんなことない!」と真剣に反論。

カムバックは長年内勤のアルバイトとして働き、解散直後には正社員に登用された経歴を持つ。すっかりホーム気分のカムバックは『TOP DANDY』の人気ホストである永瀬レン&胡蝶蘭と鉄板のくだりを披露するも、谷は「(ホストよりも)お前のほうがヘタやん」と一蹴。
しかし、カムバックが内勤としてホストと確かな信頼関係を築いてきたことをうかがわせるひとコマだった。

そのカムバックと最も親交があったのは、元ホストで現在は内勤の“魅力”さん。年齢も一緒だというふたりはたびたび飲みに行くほど仲がよく、実はカムバックが最初にコンビ解散を伝えたのも魅力さんだという。「芸人でもないんかい」と谷は呆れ気味だったが、魅力さんの口からさらにカムバックが隠していた驚きの事実が明かされる——。

谷が2年半暮らした「センチュリオンホテル」へ凱旋

次の目的地となったのが、かつての谷の“自宅”ことセンチュリオンホテル。ヒモとして過ごしていた谷は、約2年半を赤坂のホテルで過ごしたという。今回、番組をきっかけに再訪できたことに少し感慨深げな様子。

谷はヒモとして過ごしていた期間、相手の女性が普段何をしているのか最後まで不明だったそう。「気にならんの?」というカムバックに対し、堂々と「聞いてどうする?」と答える谷。ヒモとしての流儀が滲んだ瞬間だった。

2021年に『ABCお笑いグランプリ』で決勝進出した際には、事前番組でこの部屋から喜びの声を伝えたことも。「ホテルで電球切れたの俺だけちゃう?」というほど長い年月を過ごした部屋で、当時の彼女に対して谷が初めて打ち明ける思いとは。
ロケの進行を無視して谷はオーダーメイドのスーツ店へ

谷の思い出の地をあとにし、ふたりは国分寺駅へ。上京して最初にカムバックが住んでいた場所で、谷とネタ合わせを行ったファミレスなど数多くの思い出があるそうだ。各バイト先で次々と彼女を作っていたことを回顧するカムバックと、その彼女たちを「ライブにペリカンが来てるかと思った」などと容赦ない説明を挟む谷。

カムバックの思い出の地を巡る和やかなロケになるかと思いきや、谷が偶然通りがかったスーツ店「吉田スーツ」に入っていく。
カムバックが住んでいた場所のすぐ隣にある店だが、ロケの台本にはなかったこと。結果的に店内での撮影も大いに盛り上がり、「ロケをおもしろくしたかった」という谷の機転が光った場面だった。

誰も見たことがないSupremeの帽子を購入

さらに、追手の目を逃れるために逃走を続けるふたりは「トレファクスタイル」でお買い物。洋服を選んでいる店内でも、谷の「ずんだレーサーやん」「フーリガンか」というツッコミが光る。その一方で、ふたりはファッション好きとして真剣に買い物も楽しむひと幕も。なかなか見られないレアなアイテムも見つけられた谷は「また来よう」とご満悦だった。

カメラが止まっている最中にふたりが見つけたのはSupremeのキャップ。見たことのない配色と文字に惹かれ、思わず購入。偽物のようにしか見えないこのキャップは、なんとSupremeの正規品。

新たな装いで写真撮影も行ったが、一番に感じたのは芸人としての“華”。お笑いとして選んだ服もありながら、ファッション誌のスナップ写真のような仕上がりに現場のスタッフも大盛り上がり。ファッション誌も今後のふたりから目が離せなくなるかもしれない。
お世話になった岡田康太宅で「わらじカツ丼」

ロケが押しまくり、すっかり日も暮れたころに最後に訪れたのは、YouTubeチャンネル『岡田を追え!!』でおなじみの岡田康太宅。撮影前には谷が勝手知ったる様子でトイレへ向かっていくほどに親交は深い。過去に谷は岡田と共同生活を行っており、努力を続ける岡田の姿から刺激も受けていたようだ。

谷が酒類の買い出しへ行くと、カムバックと岡田の間で熱い会話が繰り広げられていた。普段は感情を表に出さないカムバックの意外な一面が垣間見られるエピソードが初めて明かされる。

その後、谷と岡田のツーショット撮影のため、カムバックは適当な理由で外に出るよう指示を受けていた。「乾き物買ってきますわ」と伝えたカムバックだが、谷と岡田は「いらん!」と頑な。「誰も欲しがってないもん」という谷に対し、最後まで有効な反論ができなかったカムバックは脱出することができず。最終的には“透明人間”として扱われ、最後まで谷と岡田のふたりでしゃべっていた。

番組スタッフを除いて誰もがすでに忘れていた刑事ターンの撮影も終わり、ついに東京編はクランクアップ。実はロケの序盤はカムバックが緊張気味で「縮こまっていた」(谷)という。しかし、傍から見ていてもカメラが回っているときのパンプキンポテトフライのふたりにそんな様子は見られない。いつだって谷は飄々としていたし、カムバックは常に柔和な笑顔を浮かべていた。
しかし緊張しているカムバックを見抜いて細かく軌道修正する谷の技術も、またそれを受けて和やかにロケを進行するカムバックの佇まいもまさに息ピッタリ。改めてパンプキンポテトフライの再結成を祝福したくなる一日だった。
逃避行を続けるふたりは地元・兵庫へ…

都内でのロケから数日後、警察からの逃避行を続けるふたりは地元・神戸へ凱旋。ふたりの母校の兵庫県立兵庫高校では現役の生徒たちとの交流や、コンビ結成の原点となった場所で高校時代の漫才披露も!


そして最後にたどり着いたのは、カムバックの実家。カムバックの母に手料理を振る舞ってもらい、ロケもいよいよ大団円を迎える。

しかし、穏やかな時間を過ごすふたりの背後には警察の足音がすぐそこまで忍び寄っていた……。2日間にわたる逃走劇は果たしてどんなクライマックスを迎えるのか──2026年1月18日の放送をお見逃しなく。

そんな「いいコンビ」だったら、解散しないですから
1日目の都内ロケを終えた夜。さすがに疲労困憊の様子のふたりだったが、その表情からはどこか高揚感もうかがえる。ロケバスの中で今日の収録を振り返ってもらった。
──長時間のロケ、お疲れ様でした。率直な感想から教えてください。
谷 朝からでしたけど、楽しくできました。ふたりでロケっていうのもあんまりないですから。
カムバック ふたりだけもあんまりないことやし、次は(地元の)兵庫ロケもありますから、また次のロケが楽しみです。
──冠番組のオファーが来たときはどのような思いでしたか?
谷 そういう扱いをしていただけるのが初めてなので。「冠番組」っていう響きがいいしうれしかったですね。
カムバック 再結成した僕らが言うのはなんですけど、「(再結成して)エモいみたいな感じになりたくない」という僕らの意向もスタッフさんが汲み取ってくれて。
谷 打ち合わせでも「『これからもよろしくな』というええ話みたいな流れはやめてください」というのは言いましたね。
──おふたりとしては、番組をどんなふうに楽しんでもらうのが理想でしょうか?
谷 「うれしい」と言いましたけど、「再結成を扱うの、もうええで」という気持ちもめっちゃあって。なんか申し訳ないし。なので再結成うんぬんは関係なく、誰が見てもおもしろいとか、僕らを見たことがない人がチラっと見て普通におもろいと思ってもらえるのがいいですよね。「いいコンビやん」みたいの、マジいらん。そんないいコンビだったら解散しないですから。
カムバック 谷の言ってることはわかるんですけど、Quick Japanさんには解散記念本も出していただいたんで(笑)。
谷 ほんまに、やばすぎ。でもあれは意味があったよ。寄せ書きみたいなページで俺らに対する気持ちを聞いた上で、同期とか近い芸人に絡めるから。
カムバック 「ライバルみたいに思ってくれてたんや」とかね。
谷 ストレッチーズの(高木)貫太は俺のこと「ただの天才」やと思ってたんや、とか(笑)。

──今日のロケを経てお互いの新しい一面は見られましたか?
谷 ホストクラブの山名が一番知らん感じで、「なるほど」と。言っちゃ悪いですけど、ようやってんなと。
カムバック 言い方、悪いねえ。
谷 「そこでやっていけるんやったら、なんでもやっていけるよ」と言いたいですけど、逆にあそこでやっていけるやつは芸人やっていけへんと思う。
カムバック (笑)。「あそこで生きていける人は芸人でもいける」じゃなくて?
谷 普通は、芸人は無理。俺ほんまに無理やった。カメラ止まってから外出るの早かったやろ? ホストの方は悪くないし、あの環境が苦手やなと。
カムバック たしかにな。谷と会ったらどうなるんやろと思ったけど、やっぱり苦手でした。でも終わってから(魅力さんから)LINEが来てたけど、「めちゃくちゃ楽しかったです」って。ああいうふうにガツガツ上から来られるのが新鮮やったみたい。
谷 だって、あの人らはもっとヤバい人とも飲める人やから。俺なんか、全然いい客よ。
──カムバックさんは逆に谷さんの“自宅”に初めて行くことになりましたね。
カムバック 感動しましたね。同級生なので、家族の顔も知っていてプライベートも知っているんですけど、東京に来てから谷の素性がわからなくなった空白の部分に触れられました。あそこに2年半住んでるって、ほかの人に話したときに毎回食いつかれる部分ですし。それを見られたのがうれしかったですね。
谷 本編で言い忘れたけど、ホテル出て違う部屋に住むとき、泣いたもん。ほんまに自分の家になってた。
カムバック 普通の家でもならへんで。
谷 そういうもんなん?
──本当に感慨深いシーンだったんですね。
谷 そうですね、やっぱりホテルが一番グッときました。もっと若手のときは仕事もないし借金もしてギャンブルもしていたけど、大変ってよりは「芸人なんてこんなもんやろ」と思ってて。ホテルにいた時期は芸人7~9年目くらいでリアルに大変な時期なんすよ。
カムバック めっちゃわかるわ。
谷 超若手でもないし、だからってメディアにも出てない。「売れんの……?」というときに暮らしていた部屋なんで、一番しんどい、おもんない時期なんすよ。20代前半やったら「ここからなんとかなる」と思えるかもやけど、30歳手前で、若くもない。めっちゃおもんない時間を過ごした部屋、と思うとグッときましたね。
──カムバックさんは「吉田スーツ」に行って新しい“エモさ”が生まれそうですよね。
谷 ほんまやで。
カムバック それはマジで、ほんまありがとう。谷がいきなり入って取材交渉してOKもらってくれたから、スーツ作るなら絶対「吉田スーツ」で。
谷 ええよな。ストーリーあったほうがええから。
カムバック ほんま作りたかったんでね。そういうところでは感慨深いかもしれないです。

──谷さんは予定になかった「吉田スーツ」さんへの飛び込みは何か意図はあったんでしょうか?
谷 一発目ホストクラブ行って、淡々と職場の様子を聞きながらイジって。次にホテル行って思い出話して、国分寺行くまでに「もっとおもろくしたいな」と思ってたんです。道中で山名に「縮こまりすぎ」と伝えて、スタッフさんにも「今んとこおもんないですよね?」とか話して。そういう気持ちがあったから、台本にないほうに行きたかった。
──今回おふたりの街ブラも見られましたが、今後やっていきたい仕事などはありますか?
カムバック 解散とか再結成抜きにしてYouTube止まってたやんか。YouTubeで「吉田スーツ」行ってもええなと思いました。
谷 俺はなんやろ……やっぱピンの仕事かな。
カムバック ピンかい。絶対コンビで考えて。
谷 やっぱり動きやすさが違う。
カムバック そりゃそうやけど、ピンじゃないよ。せっかく再結成したんやから、コンビで動いてや。
谷 正直なんでもいいですね。コンビでもいいし、山名が緊張しなくなったらなんでもいいかも。緊張だけせんくなったら、仕事全部楽しくできると思うんで。
【番組情報】
『容疑者☆パンプキンポテトフライ~解散詐欺罪を犯した二人の逃避行~』(日テレプラス)
放送日時:2026年1月18日 22時〜
番組WEB:https://www.nitteleplus.com/program/ppf_comeback/
【チャンネル情報】 ※視聴にはご契約が必要です
日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ:https://www.nitteleplus.com/
スカパー!(Ch.300)、スカパー!プレミアム(Ch.619)
J:COM(Ch.757)ほか全国CATV ひかりTV(Ch.555)、auひかり
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