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深川麻衣が語る“日常のきらめき”。「そのままでいいよ」の言葉がくれた自然体でいる力

2025.10.2
深川麻衣が語る“日常のきらめき”。「そのままでいいよ」の言葉がくれた自然体でいる力

ヘアメイク=藤尾明日香(kichi.inc) スタイリング=原 未来

文=吉田可奈 撮影=山口こすも 編集=森田真規


アイドルから俳優に転身し、主演映画の公開や話題のドラマ出演が続くなど、順調にキャリアを歩んできたかのように見える深川麻衣。

しかし彼女にも、自分の個性や強みがわからず悩んでいた時期がある。そんなとき、信頼する友人からかけられた「そのままでいいよ」というひと言がきっかけで、自分らしさや個性は押しつけるものではないと再認識したという。

自然体の自分を肯定できるようになった今、彼女にとって撮影した写真を見返すことは「これが好きだったなとか、そのときの自分に会えるような感覚」がある大切なひと時。

30代を迎え、「楽しんだ者勝ち!」と思えるようになった深川麻衣に、“自分のスタイル”をつかむまでの転機を語ってもらった。

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深川麻衣

深川麻衣
(ふかがわ・まい)1991年3月29日生まれ。静岡県出身。初主演映画『パンとバスと2度目のハツコイ』(2018年)で『第10回TAMA映画賞最優秀新進女優賞』を受賞。近年では映画『嗤う蟲』『ぶぶ漬けどうどす』(2025年)で主演を務め、10月11日スタートのドラマ『良いこと悪いこと』(日本テレビ)に出演、2026年1月23日には映画『終点のあの子』の公開を控えている

自然体でいることが個性

深川 すごくうれしかったです。普段から写真を撮ろうと思いながら動いているわけではなく、心が動いた瞬間に撮影をしていたので、テーマを表現するためにどう写真を撮るかという作業は、とても新鮮でした。

そのなかで、私にとってスペシャルな瞬間は、衣食住など日常に近い部分で感じるということに気づいたんです。たとえば、朝起きてカーテンを開けた瞬間に感じる太陽の光や、おいしいご飯を食べているとき、お友達とたわいない話をしているときなど、年齢を重ねるにつれ、ささやかな幸せが本当に大事だと思うようになりました。

深川麻衣

深川 本当にそう思います。最近になって、いい意味で幸せのハードルが下がったんです。もともとオンとオフをはっきりと分けられるタイプではないからこそ、より自分の居心地がいい場所を作ることが大事だということに気づいたんです。

深川 最近かもしれないですね。実は、このお仕事を始めるまでは“自分らしさ”ということをそこまで考えたことがなかったんです。でも、20歳になり、個性ってなんだろう、自分の強みってなんだろうってすごく考えるようになったんです。あるとき、信頼している友達に相談したら、「そのままでいいよ」と言ってもらえて、すごくホッとしたんです。その瞬間に、自分らしさや個性って、自分から言うものでもないですし、自分から押しつけることでもないと再確認したんですよね。

それからは、その人が、その人らしく好きなことをやったり、自然体でいることで“あなたってこういう人だよね”と思うことが個性であり、それは人それぞれ捉え方が違っていてもすべて正解であると思っていて。そう思えるようになってからは、すごく楽になりましたし、自分のことをちゃんと肯定することができるようになりました。

深川麻衣

自分の価値観を当てはめすぎない

深川 大きく変わりました。それまでは、どこか完璧主義な自分がいたんです。絶対に失敗したくないですし、任せていただいたなら絶対に期待以上に成功させたいと思っていて。その反面、失敗が許されないと思い、自分で自分の首を絞めていたんです。

でも、尊敬できるたくさんの先輩方とお仕事をしていくうちに、百戦錬磨の先輩でも緊張すると聞いて、「それならこんなペーペーの私がうまくできるわけないじゃん!」って気持ちを切り替えることができたんです(笑)。

もちろん、しっかりと準備をして全力で向き合いますが、実力以上のことを出そうと力みすぎて空回りすることはやめたほうがいいと思い、少しだけ肩の力を抜いてお仕事ができるようになりました。

深川麻衣

深川 そう思ってもらえたのなら、すごくうれしいです。私はお話をするときに、自分の価値観を当てはめすぎないようにしています。勝手に先入観を持つことが一番もったいないことだなって思うんですよね。そこで固定観念を押しつけず、フラットに接することで、より相手のいいところを見つけられることが多々あるので、そこは大事にしています。

深川麻衣

いつか自分の人生を終えるときに見たい“大好きな景色”

深川 まずは、地元の風景を撮った「大好きなにおい」です。田んぼが一面に広がっている風景は、私にとって当たり前の風景だったんですが、一度上京し、また帰ってきたときに、“こんなにおいだったんだ”“こんなに空が広かったんだ”って驚いたんです。いつ帰ってもこの風景を見ると懐かしさを感じますし、大好きな景色なので、いつか自分の人生を終えるとき、もし走馬灯が本当に見えるとしたら、この景色が見えるんだろうなと思っています。

「大好きなにおい」(撮影者=深川麻衣 撮影機材=スマートフォン Xiaomi 15T Pro)
「大好きなにおい」(撮影者=深川麻衣 撮影機材=スマートフォン Xiaomi 15T Pro)

深川 ありがとうございます。今回、「今こそが、わたしのスペシャル。」というテーマをいただいて写真を撮り始めたとき、光が好きなことに気づいたんです。

「明かり」(撮影者=深川麻衣 撮影機材=スマートフォン Xiaomi 15T Pro)
「明かり」(撮影者=深川麻衣 撮影機材=スマートフォン Xiaomi 15T Pro)

深川 あまりうまく言語化できないんですが、光って、自然な葉っぱや雲、ガラスなど、当たるものによっていろんな表情を見せてくれるんです。そこに惹かれるのかもしれないですね。ちなみに私の部屋は、備えつけの照明が明るすぎて、あまりつけることがないんです。その代わりに、落ち着く暖色系の小さい間接照明をふたつほどつけて過ごしています。

お部屋の一角には、スノードームや小さな雑貨、自分で作った小物など、自分の好きなものを集めたコーナーがあるんですが、それらがかわいらしく明かりに照らされているのを見るのも好きですね。この写真に写っている一輪挿しは、イッセー尾形さんと共演したときにいただいた大切なものなんですが、お水を入れて傷めたらイヤだなと思い、造花のピンクのお花を入れて飾っています。夕陽が差し込み、素敵な影ができた瞬間を撮影しました。

深川麻衣

深川 この写真には「息抜き」というタイトルをつけました。昔から絵を描くことが好きで、描いているときは無心になれるんです。何か悩みがあったとしても、絵を描いている瞬間は忘れられますし、そのときの心情が絵に反映されることも多いんです。

この絵は魚から描き始め、もし海底に芝生があって、生活できるスペースがあったら居心地がよさそうだなと思い、描き進めていきました。光やガラスなど、透き通っていてキレイなものをもっとうまく描けるようになりたいですね。

「息抜き」(撮影者=深川麻衣 撮影機材=スマートフォン Xiaomi 15T Pro)
「息抜き」(撮影者=深川麻衣 撮影機材=スマートフォン Xiaomi 15T Pro)

深川 まつ毛がとっても長くて、優しい目がかっこいいですよね。私、お馬さんの瞳が大好きなんです。乗馬をしていたことも一時期あって、そのときますます魅力にハマりました。この日はブラッシングもさせていただいたりと、癒やしの時間をいただきました。

「横顔」(撮影者=深川麻衣 撮影機材=スマートフォン Xiaomi 15T Pro)
「横顔」(撮影者=深川麻衣 撮影機材=スマートフォン Xiaomi 15T Pro)

深川 スマホとは思えないくらい、ものすごくキレイに撮影ができて驚きました。昼でも柔らかい自然光を写し出してくれますし、夜は暗くなりすぎず、街灯の光や街の中のマンションなどをクリアに柔らかく写してくれたことに驚いています。

あと、望遠レンズもこんなに美しく撮影ができるんだと思うくらいクリアですし、フィルターもたくさんあり、撮影していてすごく楽しかったです。さらに、シャッター音が本物のLeicaと似ていて、写真を撮影しているという実感がありました。

深川 寄りで撮るほうが多いですね。でも、今回望遠で撮影をしてみて、引いて撮影をすることでこんなにも違う雰囲気の写真が撮れるんだと、新しい発見がありました。

深川麻衣/Xiaomi「今こそが、わたしのスペシャル。」
深川麻衣/Xiaomi「今こそが、わたしのスペシャル。」
趣味で集めているというスノードームを持参してくれた深川。「Xiaomi 15T Pro」の望遠レンズを使って撮影を試みる

深川 寄って撮影するときは、顕微鏡的な楽しみもあるなと思うので、愛犬の鼻にグッと寄ってみたり、肉眼であまり目を凝らして見ないような部分や、お花などをマクロモードで撮影するようにしています。

写真って、その時々のリアルが写し出されるので、見返すのもすごくおもしろいですよね。このときはこれが好きだったなとか、そのときの自分に会えるような感覚がすごく素敵だなと思っています。

スノードームを見つめる深川(撮影者=山口こすも 撮影機材=スマートフォン Xiaomi 15T Pro)
スノードームを見つめる深川(撮影者=山口こすも 撮影機材=スマートフォン Xiaomi 15T Pro)

好きなものへの向き合い方が変わってきた

深川 そう思います。30代を迎え、肩の力も抜けて、好きなものへの向き合い方が変わってきたんです。先日、久しぶりに友達と集まったんですが、みんなのがんばっている姿に、かっこいいなって感じたんです。

もちろん、失敗をしたり、うまくいかないことに悩んだりすることもありますが、リラックスして、フラットな状態でお仕事に向き合えるようになってからは、どんなことも楽しんだり、おもしろさを見つけることができるようになったんです。今になって、やっと「楽しんだ者勝ち!」と思えるようになりました。

さらにコロナ禍を経て、人はひとりでは生きていけないことを実感しました。どんなに忙しくても、大切な人と会う時間の大切さに気づいたんです。今は、そういった心を充実させる出来事を大事にしながら、毎日を過ごしたいなと思っています。

深川麻衣

深川 私も同世代の友達と集まったときは、年齢的に転機の話によくなるんです。転職、結婚、出産など、本当に選択肢にあふれている年代だと思うんですよね。でも、人生って本当に一回きりなので、死ぬときに「やりきった!」と実感できることが理想だと思うので、やれることはどんどん挑戦してみるのがいいと思います。

もし、やりたいことがわからなかったら、やりたくないことを書き出してみると、意外とやりたいことが浮き出てくることがあるんです。私もこの方法をよくやっているんですが、そうすることで自分の気持ちが整理されるのですごくお勧めです。

深川 好きなものに対する時間をしっかりと確保することです。そこで自分が何を感じているのか、どうしたいのかを考えることはすごく大事だと思うんです。これからも常に好奇心を持ち、いろんなことに挑戦していきたいです。そして、そのたびにたくさん写真を撮って、記憶と記録に残していきたいと思っています。

深川麻衣

リング/Danae∴(SUSU PRESS)
問い合わせ先:SUSU PRESS 03-6721-1341

Xiaomi「今こそが、わたしのスペシャル。」

深川麻衣

自分のスタイルを持って生きることの魅力を発信するプロジェクト。5人の俳優、アーティスト、写真家たちがLeicaのカメラシステムを搭載したXiaomiの最新スマートフォンで、今の自分の視点から、それぞれの仕事、暮らし、生き方を切り取った。インタビューは映画ナタリーのほか、NiEW、QJWeb、GENICでお届け。

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「Xiaomi 15T Pro」9月26日より発売開始

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吉田可奈

(よしだ・かな)エンタメ系フリーライター。著作『シングルマザー、家を買う』『うちの子、へん?』(共に扶桑社)が発売中。音楽、映画、声優、舞台、アイドル、オタク事が得意。現在は『InRed』、『steady.』(共に宝島社)、『NYLON JAPAN』(CAELUM)、『ダ・ヴィンチ』(KADOKAW..