7ORDER安井謙太郎の採用体験記──妥協なきエンタメの現場で「一緒に働きたい人」とは?【求人ボックス特別企画】
音楽や映画、テレビ、お笑いなど「エンタメ」の業界で働くことに興味がある。でも、何から始めたらいいのかわからない、どんな世界かわからない……。そんな人のために、『Quick Japan』と『求人ボックスジャーナル』による特別企画として、エンタメの世界を間近で体験できるインターン企画を実施!
協力していただいたのは、メンバーが主体となってエンタテインメントを生み出すアーティスト・7ORDER。スタッフも含め、チーム全員が楽しく仕事をするためには「みんなが“自分事にする”ことが大切」と考える安井謙太郎CEOのもとなら、より楽しく、主体的に現場を体感できるはず。
この記事では、実際に求人募集を掲載するまでの流れや、応募者の書類選考や面接の模様をレポート。実際に1日限定インターンとして一緒に働くスタッフを採用した、CEOの安井の採用体験記をお届けします。
7ORDER
2019年に始動した6人組アーティスト。今年3月に「株式会社L&L’s」を所属母体として、経営・運営も自らが主体となって進めていくと発表した
「チームでエンタテインメントを作る」を体験してほしい
2024年8月6日に発売した『Quick Japan』vol.173で、表紙・巻頭特集に登場した7ORDER。安井を中心にメンバーだけでなく、スタッフも一丸となってエンタテインメントを作り上げる姿に感銘を受けた『Quick Japan』編集部は、インターンスタッフを募集する企画を安井に提案。すると「ちょうど『L&L’s』を母体としてリスタートしたタイミングだったので、おもしろいかなと思いました」と安井も快諾し、企画の実施が決定した。
そこで、エンタメ業界に興味がある人、アーティストの仕事を直近で体験したい人、芸能関係に本気で就職を目指している人を『求人ボックス』で募集開始。
求人募集ページが掲載されるまでには、事業者向けアカウントの作成と求人票の入稿が必要。内容さえ決めていれば記入方法はシンプルで、約5分もあれば入力は終了する。あとは求人ボックスの審査を経て、ページが公開される。
採用ページが公開されると、すぐに応募が殺到。簡単なステップで応募できることから、学生だけでなく時間のない社会人からの希望も多かった。安井も「純粋にうれしい!」と笑顔を見せた。
面接で重視したのは「人間性」
応募書類は安井も含めたチームですべて確認した上で、次に進む候補者を決定。そして、インターンの最終候補者数名には安井がオンラインで直接話を聞いた。
求人情報の作成から採用に関わった安井だが、社会人経験のない学生を相手に面接をしたのは今回が初めてのことだったという。感想を聞くと、「(応募者は)緊張するよなぁと思いました(笑)。もちろん、僕も企業の面接を受けたことがないから緊張したんですけど。でも、その人自身に興味を持つことが大事だなと思って臨みました」と振り返った。緊張のあまり、面接で伝えようと準備してきた内容を忘れて言葉が出なくなってしまった候補者もいた。
そんな候補者の姿勢を通し、「自分を短い時間でプレゼンするって、すごく難しいこと」と安井。「“うまい・へた”の話ではなく、僕らだって『自己紹介してください』と言われたら、なんか嫌だなって思うじゃないですか? でも、自分を見つめる時間って大切だと思うし、いかに端的に伝えるかを準備して、“数字も入れて、実績も入れよう!”みたいな姿勢は、すごく大事ですよね」と、彼らの熱意を感じたという。
採用にあたり「エンタメが好きであること」を重視していたという安井は、候補者に「自分が好きなエンタメの魅力について」や「行ったことのあるライブのおもしろかったところ」などを質問。しかし、何よりも大切にしていたのは候補者の「人間性」だ。「候補者の方の情報はもちろんキャッチアップするんだけど、それよりも話しているときの表情を見て、人柄を知りたかった」。
その思いは、現在ともに働いている「株式会社L&L’s」の社員の面接時においても同様だったという。安井が大事にしているのは“フィーリング”。「人間性が良いか悪いかじゃなく、“合う”かどうか。うちのチームに合うかなとか、一緒に仕事をするところを想像できるかなとか、それが最終的な判断基準です。スキルはもちろん、あれば万々歳ですけども」。
安井社長からエンタメ業界を目指す人へ
最終的にインターンを経験することになったのは、面接で普段から観に行く舞台やライブの魅力を独自の目線で語っていた大学生のKさん。どんな部分が好きなのか、なぜそれがいいと思うかをしっかり言語化していたKさんについて、安井は「自分の世界を持っている、おもしろい人だなと思った」という。
実際、そうした側面はインターン当日にも見られたそうで、「『AとB、どちらがいいですか?』と聞いてみたシーンがあったんです。けっして大きな決断ではない、些細なことを。今日初めて現場に来て『私はこっちがいいと思います』と言える人ってなかなかいないと思うんですけど、Kさんは意思を持ってそう答えた。そういう自己発信ができる人だろうなと思っていたから、思っていたとおりでした」と、印象的だった出来事を振り返った。
7ORDERの現場は、メンバーを中心にスタッフ一同がアットホーム。しかし、エンタテインメントに妥協はない。安井自身が「一緒に働きたい」と思う人物像について聞くと、「僕は楽しい人が好きなんです。やるときはやる、楽しむときは楽しむ、メリハリがある人が好き」と、見たままズバリな答えが返ってきた。安井、そして7ORDERのそうした姿勢が今いる仲間を集め、熱のある現場を作り上げていることがわかる。
今回のインターン経験を今後どのように生かしてほしいかを尋ねると、「エンタメは楽しい現場だけじゃなく、やっぱり大変だし、やることも、できなきゃいけないこともたくさんある。でも、エンタメ以外の職種ではなかなか楽しい時間が『働く』ことにはならないと思うんです。フラットな状態から何かを作り上げていく瞬間や、その楽しい雰囲気が、エンタメの世界の一番いい瞬間だから、それを少しでも感じていてもらえたらうれしいです」。社長として、そしてエンタメの最前線を走る者として、温かなエールを送った。
最後に、エンタメ業界への進路を考えている若者へのメッセージを聞いた。
「なんとなくキラキラしているから“楽しそう”というふうに見ている人もたくさんいるけど、安定感のある業界じゃないし、すごく大変で、難しい世界だというのが前提にあります。ただ、現場にいる人たちのエネルギーで何かができ上がっていくピュアな時間は、エンタメ業界のいいところだとすごく思うんです。“一瞬のきらめく瞬間”がこの世界には多いはずだし、それがクセになる。そういう“瞬間”を経験したい方、すでにクセになっている方は、ぜひ一緒に盛り上げてほしいです」。
『求人ボックスジャーナル』で掲載中の後編では、7ORDERのYouTube用動画の撮影日にインターンを体験したKさんの現場体験記をお届け。
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