マームとジプシー『Light house』『cocoon(2022年版)』DVD/Blu-ray製作プロジェクトでクラウドファンディング開催中

2022.12.31
マームとジプシーDVD/Blu-ray製作プロジェクト

文・編集=QJWeb編集部


演劇カンパニー・マームとジプシーが演劇『Light house』『cocoon(2022年版)』の2作をDVD/Blu-rayとして販売し、DVD/Blu-ray化製作プロジェクトのクラウドファンディングを12月17日(土)より開始した。

マームとジプシーとして初めての試み

2013年、演劇作家・藤田貴大率いるマームとジプシーは今日マチ子のマンガ『cocoon』を原作に、沖縄戦に動員される少女たちに着想を得て作品を製作。以降も頻繁に沖縄へ足を運び、そこで流れる時間を見つめてきた。このプロジェクトでは、マームとジプシーが沖縄に向き合うことで生まれた作品『Light house』『cocoon(2022年版)』の2作をDVD/Blu-rayとして販売し、それにかかる製作費をクラウドファンディングで集める。

『Light house』
『Light house』
『cocoon』
『cocoon』

マームとジプシー コメント

マームとジプシーDVD/Blu-ray製作プロジェクト
マームとジプシーDVD/Blu-ray製作プロジェクト

マームとジプシーは2022年2月に『Light house』を、7月に『cocoon』を東京芸術劇場にて上演しました。両作品ともに今まで以上に長い時間と大きな予算をかけた公演で、この2作品が無事上演出来ることを前提にマームとジプシーの今後10年の活動を見据えていました。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、『Light house』は全16回のうち11回、『cocoon』は全9回のうち7回が中止となり、マームとジプシーが主催となり興行した東京公演は、約4500名分(Light house1500名、cocoon3000名)のチケット収入を得ることが出来ませんでした。現在は、今年の10月から3月にかけて予定していた最新作へのリハーサルや公演などを中止しています。

本プロジェクトでは、『Light house』『cocoon(2022年版)』の2作をDVD/Blu-rayとして販売します。上演作品をDVDとして販売することは、マームとジプシーとして初めての試みです。10年にわたり沖縄という土地と向き合い作業を続けてきた時間を、これからの10年、その更に先へ向けて、記録という目に見える形で今残すことに決めました。また、東京公演の半分以上のステージが中止になったことにより、多くの方の観劇の機会が失われた状況です。映像化することで、会場に足を運んでくださったお客様だけでなく、様々な理由で会場に訪れることが叶わなかった方、より多くの方に作品をお届けできればと考えています。このプロジェクトで2作品のDVD/Blu-ray化をすること、更にマームとジプシーの今後の新たな活動のために、5000枚以上の販売を目指します。

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