“最高の体験”としての読書。都内15の書店×フヅクエが、本と出会ってたっぷり読む「本の読める日」スタート

2022.10.27
「本の読める日」

文・編集=QJWeb編集部


本の読める店fuzkue(フヅクエ)は、都内15店舗の書店と連携し、書店×フヅクエ「本の読める日」という取り組みを10月27日(木)から開始する。

本を買ったらそのままフヅクエへ

fuzkue初台
fuzkue初台

秋の読書週間が始まる2022年10月27日(木)から始まる「本の読める日」は、参加書店で1,500円以上の買い物をし、そのレシートをフヅクエで提示すると、フヅクエでの会計が15%OFFになるという企画。

8月に本屋B&Bと、9月からくまざわ書店東京オペラシティ店と、キャンペーンとして行ってきたものを、このたび、定常的な取り組みとした。開始にあたり、15の書店が連携に参加する。

書店で本を買い、その足でフヅクエに行ってたっぷり本を読むという、最高の読書の一日が過ごせること間違いなしだ。

参加書店

URESICA
蟹ブックス
くまざわ書店東京オペラシティ店(~11/30)
古書 音羽館
今野書店
盛林堂書房
日記屋 月日
ヴィレッジヴァンガード下北沢店
百年 一日(~1/31)
BREWBOOKS
Benchtime books
本屋Title(~11/30)
本屋B&B
本屋ロカンタン(~1/31)
(50音順)

参加書店からのコメント

fuzkueは昔から大好きなお店で、純粋で充実した読書時間への飽くなき欲望を追求する阿久津さんの(やや狂気じみた)想いにはいつも心打たれます。サウナに行ったりマッサージを受けるようなつもりでfuzkueでの最高の読書をぜひ一度体験してほしいです。

蟹ブックス 花田菜々子さん

前回もそうだったんですが、阿久津さんがこの企画を提案してくださるとき、本を買うことや本を読むことを「遊ぶ」とおっしゃるんですよね。それはとても、やはり無邪気に聞こえて、それでいてとても尊く感じるんです。だからB&Bに来ていただく方にも、「遊び」に来てほしいです。「今日は何して遊ぼうか」ってなったとき、下北沢へそうそう、「遊びに行こう」って。

本屋B&B 伊藤淳さん

2020年1月に東京・西荻窪でお店を始めて、およそ2年と10ヶ月が経ちます。まさか自分が本屋になるとは思ってもおらんかったのやが、おもえばいつも本はそばにありました。何度も読み返した小説の文庫本、鞄のなかにお守りのようにある日ひそませた詩集、あるいは読めもせずにいまだに書棚にならぶ哲学書。本は読んでもいいし、読まんでもいいと思っています。底しれぬ集中力で二、三冊読破する午後があれば、まったく読まれへん数ヶ月もある。読書週間やからといって無理に本を手に取る必要はないのやけど、たとえば本屋さんにゆけば、書物とのふい打ちのような遭遇があるかもしれません。こころゆくまで本の読める店・fuzkueさんで、そうして珈琲を啜りながらもとめたばかりの本の頁を気ままに繰る、忙しい日常のなかで、そんな「本の読める日」のひとつやふたつがあっていい、わたしはそう思っています。

本屋ロカンタン 萩野亮さん

どうせ本を買い、読むなら、本のことが好きで、本に関してとことん考えている店のほうがいいですよね。
fuzkueさん、そしてここに参加している書店はどこも、それを日夜考えている本にやさしいお店です。おそらく。ぜひこの企画に参加してください。

本屋Title 辻山良雄さん

快適に読書をするということをここまで徹底的に考え続けているお店を他に知りません。
たぶん世界一考えているのではないでしょうか。
本と西荻の一日をお楽しみください。

BREWBOOKS 尾崎大輔さん

本を買う時間、読む時間どちらも大事だと思う。百年か一日で本を買って吉祥寺から初台、下北沢、西荻窪と気になる場所へ向かう。我慢せずに移動時間に買った本を開き、着いてからつづきを読む。店をでた後は近辺をぶらぶらするのも楽しそうだ。知らない街を歩く時のわくわくとどきどき感を味わって、できれば好きになってほしい。街の時間も楽しもう。寝るときにいい一日だったなと思ってくれたらとても嬉しい。

百年 樽本樹廣さん

fuzkue(西荻窪)さんと同じ通り沿いにある古本と紙雑貨の小さなお店です。
ゆっくりと本を選んでいただけるよう店内に座れるスペースも幾つかご用意しています。日頃の喧騒から離れて、のんびり本と向き合える時間を楽しんでいただけますと幸いです。

Benchtime books 髙田泰輔さん

日記屋月日で日記本を選んで、そのまま向かいのfuzkueに入り、家に帰って今日の日記を書く。それはとっても楽しい一日だと思います。

日記屋 月日 栗本凌太郎さん

NO BOOKS, NO LIFE !

古書 音羽館 広瀬洋一さん

僕が本をたくさん読んだのは、会社員時代の通勤電車内です。希望を持って入った会社の苦い現実や自分の未来への焦りが溜まっていて、逃避先は片道40分の活字でした。
店をやるようになって12年。自我も希望も加齢で薄まり通勤はチャリで4分になりました。本が読みたいなと思いつつ、スマホやゲームや猫なでで読書量は激減していたところに、フヅクエさんが面白い企画『書店×フヅクエ連携「本の読める日」』を提案しに店に来てくれました。

企画の前に、フヅクエ行かなきゃと思い、閉店後の日曜夜20時にフヅクエ西荻窪に本を読むぞという意志を持って初めて行きました。浅煎りコーヒーを頼み、木のカウンターに浅めに座り、中国の「三体」を取り出しました。
優しい照明とBGM、店内と店長の柔らかい雰囲気は、心地よい読書の追求、ということに一点集中しているようで、家では数行で入眠を誘ったSFが驚くほどガシガシ進んでいきました。秋風気持ちいい暗い帰り道、久々の読書集中タイムに浸かれた喜びと新たな逃げ場の発見に興奮がおさまらなかったです。よーし、たくさん読むぞ。

URESICA ダイ小林さん

フヅクエ代表・阿久津隆のコメント

フヅクエ代表・阿久津隆
フヅクエ代表・阿久津隆

本の体験を形づくるのは、大きく分けて「出会う時間」と「読む時間」だと思います。買いたかったあの本や思いがけず出会ったこの本を買う時間。そのワクワクした心地を提供してくれるのが本屋さんです。フヅクエが担うのは、そのあとの「読む時間」です。他のどんな場所よりも、約束された読書の時間をお届けし続けている自負があります。

そんなふたつの場が掛け合わされたら、と想像します。

本屋さんで本と出会ったときのワクワクした気持ちを携えたまま、本の読める店におもむいてどっぷり読みふける。それは、読書が好きな人にとって、理想の一日となるんじゃないか。そんな一日を過ごし終えたころには、ポカポカとした豊かな気持ちに包まれているのではないかと、そんな想像をします。

本を買って、本を読みに行く。それが「本の読める日」です。
愉快なレジャーとしての読書の一日を、ぜひ過ごしにいらしてください。

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  • 「本の読める日」

    書店×フヅクエ「本の読める日」

    内容:参加書店で1,500円以上のお買い物をすると、本の読める日フヅクエのお会計が15%OFFに

    開始日:2022年10月27日

    特典の利用方法:
    (1)参加書店で1,500円以上のお買い物をしてレシートをもらう
    (2)フヅクエに来てたっぷり楽しむ
    (3)お会計時にレシートを提示
    ※レシートは1カ月間有効です
    ※他の割引との併用はできません。また、物販商品は割引対象外です
    ※お近くのフヅクエに限らず、どの店舗でもお使いいただけます

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