川後陽菜が語る――旅は生きる活力。「出会い」の日々がまた戻ってくるように

2020.8.31

文=川後陽菜 構成=森野広明
編集=中野 潤


乃木坂46の1期生として活動していた在籍中から、メンバーに切れ味鋭いあだ名をつけたり、雑誌連載でメンバープロデュースを行うなど、その確かな分析力から「川後P」の愛称で親しまれた川後陽菜。卒業後は、フリーランスとしてオタク・サブカル方面を中心にマルチな活躍を見せる彼女が、『QJWeb』読者に伝えたいカルチャーを紹介する。


自粛前はひと月に1回旅行に行っていた

私の好きなことをあれこれ語らせていただいている、このコラムも3回目。今回は私の生きる活力と言っても過言ではない「旅」についてお話したいと思います。

私が旅にハマったのは、乃木坂46を卒業してフリーになり、時間を自由に使えるようになってから。もちろんその前から、行きたい欲求はすごくあったんですけど、年1回まとまったお休みのタイミングで1カ所でも行ければ……というぐらいでした。だから、自由に時間を使えるようになったその瞬間から、旅行をしまくっています。

エジプトにて。現地っぽい格好をしたいなと思い、ホテルのロビーで買った衣装と、それっぽい場所

去年は、月に1回は旅に行っていたと思います。多いときは、ほとんど家に帰らずに3カ国+国内の島ひとつ行った月もありました。もちろん、家から出っぱなしというわけではなくて、帰国して家に帰ってから1週間分の荷物を全部入れ替えて、ほぼ寝ずにそのまま次の旅行先へ行くみたいな。自分でも、かなりアクティブだなと思います(笑)。

竹富島旅【Taketomi trip】

私はこの自粛期間に、本格的にYouTubeを始めたんですが、本当は旅YouTuber的なVlogをやろうと考えていたんですよね。今、過去の旅動画を少しアップしているのは、ただ旅行中の記念に撮っていた動画をまとめたものなんです。だから、おもしろかった瞬間や楽しかった瞬間は全然収められていません(笑)。次からちゃんと食事やお酒のシーンだったり、現地の人たちと交流したりと、旅YouTuberっぽい撮影をしていこうと思っていますが、この状況ではいつになるか……。

SNSなどでも旅行のことをちょこちょこ発信していたので、今年は旅行案件のお仕事もけっこう予定していたのに、新型コロナウイルスの影響ですべてなくなってしまったのが残念でした。

正直、私は旅行ベースで仕事をしているというか、次はどこを旅しようかなと考えながら予定を組んだり仕事をしているので、自分が働く意味を失いつつあります(苦笑)。気軽に旅行に行けなくなってしまった今の状況は、ちょっぴりしんどいですね。

トラブルがあっても旅に行くのは“お酒”と“人との出会い”があるから


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川後陽菜

(かわご・ひな) 1998年3月22日生まれ、長崎県出身。2011年に乃木坂46の1期生オーディションで合格したことを機に上京。グループ活動中は「川後P」の愛称でプロデュース業や『Popteen』誌の専属モデルを務めた。2018年12月にグループを卒業、現在はフリーでマルチな活動を展開している。 川..

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